関ヶ原の戦いの真実とは。
<これは私とワンダーキャットももちゃんが世界を平和にする物語である。>
ももちゃん、そんなにゴロゴロしていていいの?
忙しいんでしょ?
うーんと今日の予定は・・・。
関ヶ原の戦いですね。
え”。
じゃあそろそろ行きますか。
また、ドンパッチなの・・・。
とほほ。
はい、関ヶ原上空に到着しました。
西暦1600年10月21日でございます。
おーおーやっておりますなあ。
島左近かっこいい。
徳川家康は「主力部隊が来ないよう」と泣いている。
どうやら西軍が押しているようですね。
どうやったら東軍を勝たせられるのかな。
と、ももちゃんも困り顔。
ほら、例の小早川秀秋の寝返りだよ。
うーん。
その小早川秀秋を見てくださいよ。
ん?
あ、もう戦場から逃げ出そうとしている。
これはまずい。
仕方ないですねえ。
そう言うと、ももちゃんは鬼神のごとき姿に変身して、小早川秀秋の目の前に現れた。
「小早川秀秋よ、東軍に寝返らねば、この場で食い殺すぞ」
秀秋は回れ右して、西軍に向けて軍扇を振り、自ら駆けおり始めた。
小早川秀秋部隊が一気に西軍に襲い掛かる。
後は知っての通り。
日本史上最大の合戦は、あっけなく勝負がついた。
あー、西軍かわいそう。
ボコボコにやられてるよ。
ねえ、ももちゃん、もしも西軍が勝っていたらどうなったの?
日本は戦国時代に逆戻り。
そして、スペイン・ポルトガルの植民地になります。
・・・そうか、しょうがないんだな。
さあ、わたしたちも帰りましょう。
帰って、コーラを飲みましょう。
そうだね、こんな血なまぐさいところはもう十分だ。
帰ろう。
ももちゃーん、コーラが血に見えるよ。
怖いよう。
けーいちさんは怖がりですねえ。
あ、ほんとに血に見える。
これにて一件落着。
スポーツ刈りとクラッシャーズとその他。
昨日ね、病院に行ったら3時間待ちだった。
でね、時間つぶしに床屋に行って、スポーツ刈りにしてくれと言ったら、理容師さんが、ほんとにいいの?って反応で、出来上がってからも、本当にスポーツ刈りでよかったの?という様子だった。
思うに私がイケメンだから、スポーツ刈りはやめたほうがよいと思ったのか、スポーツをする人には見えなかったかのどちらかではないだろうか。
次にケンタッキーでクラッシャーズなるものを飲んだところ、たいそう美味であった。
シェイクに魔法の物質を混ぜたような飲み物であった。
こんなにおいしくて、量も思っていたよりもずっと多かったので幸せである。
また飲みたいが、10月以降も販売されるのか疑問あり。
病院に戻ると、ちょうど3時間たったところであった。
医師から、おやつを控えるように言われて、それはそうだが、なんとかならないか、という状態である。
ここまでが、昨日の話でした。
今日は家族で食事に出かけ、回転ずしに行った。
父ちゃんが「回転ずしは(人の)回転が速いなあ」とジョークを言ったが、私は無視し、母ちゃんは「そうね」と言った。
そのあともケーズデンキに行ったりしたが、特筆するべきことは起こらなかった。
たった今、「怒らなかった」と変換されたのが面白かったぐらいである。
それではまたいつかお会いしましょう。
ごきげんよう。
ももちゃんのレーザービーム。
けーいちさん。
ぎゃっ。
ももちゃん、パソコン画面から出てくるのだめ。
緊急事態なんですよ。
モスクワに行きますよ。
え?
おお、モスクワだ。
クレムリン宮殿がある。
あのー、何をするんですか?
ああ、プッチンを殺すんです。
え、ロシアの大統領を殺すんですか?
はい。
早くしないと、あいつは核兵器を使います。
その前に殺します。
あー、かわいそうに。
でも、返り討ちに会うんじゃないの。
そうかもしれません。
しかし、もう時間がない。
行きますよ。
ももちゃんはしゃべりながらもどんどん進んでいく。
衛兵は皆殺し。
地下深くに向かっている。
核兵器の発射ボタンは地下50メートルの司令室にあるらしい。
がやがやがや。
おっと、プッチンとその取り巻きにはちあわせ。
あわてて隠れる私。
レーザー銃で戦うももちゃん。
取り巻き連中の撃つ弾丸をかいくぐって戦うももちゃん。
よし。
あとはプッチンだけだ。
あれ、ももちゃんどうしたの。
どうやら、レーザー銃のエネルギー切れ。
にやりと笑い、拳銃を取り出すプッチン。
ももちゃんが渾身の力でレーザー銃を投げた。
ジェット機のような風圧。
プッチンの頭が無くなっていた。
やった。
勝ったよ。
ももちゃん。
やりました。
地球の危機を救うことができました。
はあはあ。
追手が来る前に帰りましょう。
気が付くと、私の部屋に戻っていた。
本当にプッチンをやっつけたのだろうか?
新聞のネット版を開いてみると、「プッチン大統領 心不全のため急死」
夢じゃなかったんだ。
ももちゃん、やったね。
はい。
危ないところでした。
プッチンは頭がおかしくなったんです。
もう少しで、世界が滅亡するところでした。
ねえ、ももちゃん。
はい。
私は何のために連れていかれたの?
ああ、間違えてここに来ちゃって、ついでだから暇そうなけーいちさんを連れて行ってしまいました。
面白かったですね。
・・・・・・。
・・・・・・。
ももちゃん、だっこもふもふの刑だ。
わー、でも、けーいちさんがいたから落ち着いていられたんですよ・・・・・・。
とにかくよかった。
ファミレスでお祝いしよう。
ハイ!
ピザとスパゲッティーとハンバーグとドリンクバーでお祝いしましょう。
これが「プッチン急死」の真相だったんだけど、信じてもらえる?