猫さんと塾の先生
私は無能で碌でもない人間ですが、今までの人生でこれだけはやった、と言えるものが二つある。
ももちゃんのお世話と学習塾での指導だ。
ももちゃんのトイレやエサは、主に私が担当した。
ももちゃんはいつも私の部屋に来た。
いつも私の部屋の押し入れで寝ていた。
ももちゃんの膀胱炎に気づいたのも私だ。
ももちゃんを21年間、一番かわいがったのは私だ。
家族が外出していないとき、私だけはももちゃんのお世話のために自宅に残った。
今も私はももちゃんと共に生きているよ。
もう一つの方、塾の講師としては、個別指導した生徒が思い出深い。
個別で中学受験をするのは難しいのだが、3人ぐらいが志望校に入った。
高校受験では15人ぐらいは、私のおかげで受かったといえる。
彼らの人生に、本人は忘れていようとも、私の功績が隠れているのだ。
もっと、塾で教えたかった気もする。
でも、他の講師とうまく付き合えなかったりして・・・。
もう39歳では講師は厳しい。
さらに、いろんな病気もあるし・・・。
また、猫さんのお世話をしてみたいけど、両親の病気や私の年齢、独身であることなどからいって、もう無理かな。
猫さん10匹飼いたいな。
ももちゃん、愛しています。