梅津慶一 diary

たことねこ

力持ちな人とそうでない人

起きたら弟がまだいた。

会社は明日からで、今日の夕方の新幹線で帰るらしい。

 

というわけで、家族4人でサイゼリヤに行った。

私だけドリンクバーを頼んでコーラとかを5杯ぐらい飲んだのだけど、飲みすぎじゃないよね、普通だよね。

で、弟は昨日、関東の某所でトンネルを10キロメートルも行軍したらしい。

詳しくは書けない。

何せ秘密の任務だからね。

イギリスの秘密諜報機関にでもばれるとまずい。

 

でさ、人生ってバランスが重要だよね。

勉強ばっかりでもダメ、スポーツだけでもダメ、性格が明るいだけでもダメ。

私は勉強に偏りすぎました。

体力を鍛えておけばよかった。

・・・失敗した。

悔しい。

まあでも、個性的な人生になったな。

 

 

 

 

さて「りょうくんとロジャー」最後だよ。

 

りょうくんとロジャーだけの暮らしが一週間ぐらい続きました。

外は暑くてとても出かける気になりません。

りょうくんはテレビゲームに飽きて、ロジャーに寄り添っている時間が長くなりました。

「ロジャー、ママはどうしたんだろうね。

なにかの事件かもしれないぞ。」

警察に連絡しようかと思ったこともあります。

でも、間違いだったら警察官に怒られると思ってやめました。

 

そろそろお金が無くなってきたころ、ママは帰ってきました。

「ごめんね、りょう」

ママはそう言って泣くばかりです。

「ママ、僕は大丈夫だよ。

ロジャーと一緒にがんばったよ」

 

りょうくんはママにも弱いところがあることに初めて気づきました。

りょうくんはロジャーと一緒にママを守ろうと思いました。

ママを守ること、それはりょうくんとロジャーが元気でいることだと思い、中学校ではバスケ部で活動し、人数不足のバレー部や柔道部でも活躍しました。

ロジャーを散歩に連れ出すことも始めました。

おとなしかったロジャーがりょうくんと一緒にぐわんぐわんと走るようになりました。

 

ママはりょうくんの部活の試合を見に来ることもありました。

それまでよりもよく笑うようになりました。

 

りょうくんは中学校を卒業すると、大工さんの見習いになりました。

力持ちなりょうくんはすぐに活躍できるようになりました。

ロジャーは15歳ぐらいで死んでしまったけれど、りょうくんの一番の親友でした。

 

りょうくんとママは幸せに暮らしています。