テレビを観る人間はバカである。
午後8時に起きて、晩御飯を食べていたんだ。
両親はもう食べ終わっていて、テレビを観ながらくつろいでいた。
テレビでは、野生の豹(ヒョウ)が獲物を捕まえようとしていた。
しかし、15歳のおばあちゃんヒョウでは、獲物を捕まえられない。
かわいそうに、一日中走り回って、何も捕まえられなかった。
そして、ねぐらでは、おなかをすかせた子供が2匹待っている。
なんてかわいそうなんだー。
テレビでこんなにかわいそうな話を流すなー。
と私は思っていたが、両親が見ているのだから黙っていた。
その番組が終わり、次の番組がはじまった。
日本の文化について外国人15人ぐらいが意見を言う番組。
たぶんNHK。
テーマは「なんで日本人は他人の子供を叱らないのか?」
この番組で私はキレました。
俺は晩御飯を食べてるんだよ。
無理やり日本文化について考えさせるんじゃねえ。
私がキレたので、両親はテレビを消しました。
そして、私が食器を洗って自室に戻ると、またテレビをつけていました。
俺の部屋にも聞こえるんだよ。
うるさいんだよ。
テレビはバカが見るものです。
感受性の鋭い人や思慮深い人は見ません。
賢い人間になりたかったら、テレビを捨てましょう。
そして、新聞・雑誌・書物・ネットといった、能動的に付き合うメディアと接するようにしてください。
これができない人は、賢者になるのをあきらめましょう。
愚かな一般大衆として生きてください。